マンボが死んでしまった。
10年くらいまえに知り合って
そのときふたりで京都でライブした。
そっからマンボのオルガンが好きになった。
すごく上手いことはないけれど、
マンボ松本の呼吸がそのまま音になってるようなオルガンで
だからだれもマネができなかった。
みんなマンボのオルガンが大好きだった。
ミュージシャンズミュージシャンだったとおもう。
oh!yeahー!っていっつも会話のさいごにつけてた。
もういいよ、ってくらいありがとうをいっぱいいってくれた。
クミちゃんというよりは、くみちゃんって呼んでた。
いつだってオープンでピースフルだったけど、いつもすごく繊細に見えた。
ながい間、ちがう場所で活動を続けてたんだけど
きょねん、ものすごくひさしぶりに一緒にやることになった。
「さくら」って曲があるのだけれど
マンボが弾いた「さくら」は最高でレコーディングしたいくらいだった。
なんであんなフレーズ浮かんだんだろう。
きょねん大阪の雲州堂で2回やった。
マンボははじめからおわりまでずっとピースを発射していて
共演者もお客さんも会場も解き放たれていくのが見えた。
だけどときどき寂しそうに見えるときもあった。
赤い鍵盤、可愛かった。
お別れは突然だっていうのは本当だ。
マンボありがとう。
マンボが自分の人生を
しあわせだったと思えていますように。