マンボ松本のこと

マンボが死んでしまった。
10年くらいまえに知り合って
そのときふたりで京都でライブした。
そっからマンボのオルガンが好きになった。
すごく上手いことはないけれど、
マンボ松本の呼吸がそのまま音になってるようなオルガンで
だからだれもマネができなかった。
みんなマンボのオルガンが大好きだった。
ミュージシャンズミュージシャンだったとおもう。
oh!yeahー!っていっつも会話のさいごにつけてた。
もういいよ、ってくらいありがとうをいっぱいいってくれた。
クミちゃんというよりは、くみちゃんって呼んでた。
いつだってオープンでピースフルだったけど、いつもすごく繊細に見えた。
ながい間、ちがう場所で活動を続けてたんだけど
きょねん、ものすごくひさしぶりに一緒にやることになった。
「さくら」って曲があるのだけれど
マンボが弾いた「さくら」は最高でレコーディングしたいくらいだった。
なんであんなフレーズ浮かんだんだろう。
きょねん大阪の雲州堂で2回やった。
マンボははじめからおわりまでずっとピースを発射していて
共演者もお客さんも会場も解き放たれていくのが見えた。
だけどときどき寂しそうに見えるときもあった。
赤い鍵盤、可愛かった。
お別れは突然だっていうのは本当だ。
マンボありがとう。
マンボが自分の人生を
しあわせだったと思えていますように。

Posted by pinkumix at 2011年06月01日 13:50
Comments
Post a comment









Remember personal info?