だってもう水玉のキャリーバッグのコマがあっちこっち丁稚テイストで
これかついだほうが早いんじゃねーの、みたいな6/8(金)午前8時半あたり、
駅でヴォルビックを買って待ち合わせ場所にいってみると
どうしちゃったんだか時間通りに8時45分だよ全員集合、
宿題やったかどうかなんて聞かれるヒマもなく
岡部カーに乗り込み高速をブッ飛ばしたりしながら、東京へゴー。
お昼にはサービスエリアで味噌かつをたべました。
その味噌っぷりといったらああ、それはもう本気でした。
運転はしないピアノの島田君はウェイトレスに
「ビールなんてあるんでしょうか。」とうっかり聞いたりして
「ノンアルコールなら!」とかウルトラ超高速レヴェルでレスされていました。
ですよね。しょんぼりズム。
そして気がつけば六本木でそれはもうあたしのなかの六本木そのままで
“夜でもヒルズ”(武井さんのいただきました。)が主張30%減なかんじでたっていて
でも到着した夕方4:00あたりには
気の弛んだかんじの六本木がゴマ粒レヴェルでなんともキュートだったわけなのだけれど。
この日のお店『vanilla mood』は
“あたしのイメージしていたvanilla mood”から
アスファルトを引いて、ワイングラスも引いて、細いメンソールを引いた
まるであたたかい居心地のよいお店だったの!
『2007/06/08 ヘキサグラズマ@vanilla mood(六本木)』
vo.クミ bass.ナカガワキュウヤ drums.岡部わたる
support/piano.島田篤 sax.武井努 harmonica.山田吉育
1.ふつうのオトコ
2.ぼくの音楽
3.サラバ
4.メッセージ
5.MY FAVORITE THINGS
6.すきすきハモニカ
7.花の名前
8.約束
en.
MY FAVORITE THINGS〜オレについてきてバージョン
もうね、客席の毛穴がひろがりまくっていたからね!
客席効果であたしの濡れっぷりといったらもう天井知らズ!
はじめての店ではじめてのお客さんのまえでの
この自由度といったらほんとうにミラクル!
もういつまででも歌っていれたよ!もうまちがいないよ!
アンコール的なものはいつものわるいクセで用意していなかったので
唯一のカバー曲で、日本語で歌詞をつけたMY FAVORITE THINGSを。
なにも決めずに本編とはまるでちがう
『あの、よかったらオレについてきてもらえますか@ロッポンギ22:00バージョン』で。
こんときの演奏者のみんなのアドリブのカッコよさといったら宇宙規模!
たくさんのご来場ありがとうございました!
そんななかスーパーウルトラ懐かしいひとたちや
ずっとオオサカで遊んでた今や関東在住のともだちに
会えてうれしかったの!
そしてふたたびカーに乗り込み
泊まってるところへ戻ろうとするヘキサグラズマだったのだけれど。
そんな深夜の出来事。
1.あたしたちを乗せたカー、警官にとめられる。
2.積んでる機材をみて、なんですかねこれ的なことに。
2.さらにはライトで顔を照らされ「ああ、女性ですか。」と意味もなく認識され。
3.そしてなにもなかったように警官とサヨナリング。
4.それからコンビニでビアーとチョコレイトをハナウタまじりに購入。
5.うっかり門限を破って宿のおじさんの機嫌を損ねたので
6.「ほんますんません。」となぜだかここで関西人を最大限アピール。
次の日。
東京タワー地下の蝋人形をみるか、
巣鴨で写真を撮りまくるか迷ったあげく
やっぱりここは上野の蓬莱屋へ。
小津安二郎監督がよく通ったとんかつ屋とからしくて
キュウヤ君とずっと前から行ってみたいよねーといってたのだけれど
とうとうこの日、あたしとキュウヤ君と山田ヨッシーと武井クンとで突撃。
まるでムダのない誠実なただそれは“とんかつ屋”で
なんていうのそれは、
ふと顔をあげるとそこに佐分利信が座ってるんじゃないかってくらいの。
そんななかココに来たらやっぱりこれなんだろうね的なひれかつ定食2900円を
さらりと注文するという大人っぷりを遺憾なく発揮するオレたち4人組。
それはもう青空レヴェルでおいしかったです。大人になってよかったです。
そのあとひやかした上野はアメ横での出来事
■鮭とばが売られてるのを発見したキュウヤ氏、おもむろに店に近づく。
「1000円のところ800円でいいよ」という店のおやじと
700円派のキュウヤ氏、しばしバトル。
しかしキュウヤその凄みにはどうにも勝てず。敗北。
1000円はらって100円玉を2枚コドモのように握らされ
どこかほっ。としながら店をあとにするオレたち。
■ふと見かけた野球ボール大のたこやきには、まるでうっとりできズ。
■スカジャンとかもういいし。
さらにそのあとの出来事
■ひとり地下鉄に乗っていったん宿に戻ろうとするも、
最寄り駅のいつもと違う出口に出てしまい見知らぬ土地で駄目オーラまき散らす。
ここがどこだとかオレがだれとかどうでもいいことさぁ〜と歌ってはみるものの
ここがどこだかかなり確実に知りたくなり、きっと宿にいるであろう岡部わたる氏にデンワ。
「迎えにいってあげるわー。そこで待っとき。」となんだかとてもダンディなわたる。
そして5分後まるで天使のようにあらわれた、わたる。ああ、わたる。
会うなり瞬時に「かっこわるー。」と笑われた。クールなのね、わたる。
そんななか今夜のお店、浅草は『なってるハウス』へ。
入ってすぐわかったよ、すてきな店ってことが!
隅々までキモチが行き届いてるみたいなそんなで。
リハーサル後は全員で、お食事。
浅草でありながら新世界テイスト山盛りの通りでvowネタ満載の中華料理屋を発見。
そのブッ飛びのメニュー表記やウィンドウのお茶目な鑞サンプルに全員うっとり。
そしてそのあと小雨ふるなか、なってるハウスに戻り
本番直前は「島田篤の山下達郎」(*注1)をうっかり満喫。
*注1‥ピアニスト島田篤によるリスペクト達郎的な瞬間芸。
突然、髪をほどきバサバサにして、達郎ナンバーを叫び歌うというもの。
ライブ直前、あるいは直後に催されることが多い。
ライブスタート。
『2007/06/09 ヘキサグラズマ@なってるハウス(浅草)』
1.ふつうのオトコ
2.ぼくの音楽
3.サラバ
4.メッセージ
5.MY FAVORITE THINGS
6.すきすきハモニカ
7.花の名前
8.約束
これまでよりずっと!ゆうべよりもずっと!
全員の音がステージのまんなかで渦巻いていました。
そしてそれがみんなのココロに一瞬でも届いていたらそしたらとてもうれしいです。
演奏中にこんなにメンバーと目が合うのもここに来てハジメテっぽくて
うれしくてもうちょっとで脱いじゃうところでした。
最初はどうなるのかまるで見当がつかなかった
サックスとハモニカの共演も日に日に見事でした。もうまちがいないね。
きょうずっと呑んでた島田あっちゃんは、しかしライブ中、
あたしが海にほおりだされそうになった瞬間に見事救ってくれるという
共演歴18年のワザを華麗に魅せてくれました。
会場のみなさんありがとうございました!
秋から始まるソロアルバム制作に参加してくださることになったミュージシャンのみなさんや
以前共演させていただいたピアノの渋谷毅さん、
そしてヘキサグラズマをミュージックマガジン誌で紹介してくださった
ライターの行川さんにお会いすることができてあたし本気でうれしかったです。
今回のツアーはほんとうたくさんのひとたちに会いました。
そのみなさんによって、
あたしの大過去〜過去〜現在〜未来が語れるんじゃないかってくらいの。
ずっと続いているクミ道のその途中感がつねに溢れていました。
そんでこっからももっといっぱいのひとに出会いたいです。
『vanilla mood 』『なってるハウス』のスタッフ、共演者のみなさん、
遠くから会場に足を運んでライブをみにきてくださったみなさん、
そして関西にいながらにしてこのツアーのために告知宣伝協力してくださった方々、
ありがとうございました!
そしてサポートしてくれたミュージシャンのみんなありがとう!
ヘキサグラズマのメンバーおつかれさまでした!
山田ヨッシーが道中で貸してくれた『ルードウィヒ・B』を今から読むの。
っつーことで来週はオオサカでうたいます。
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6/21(木)雲州堂(大阪市北区菅原町7-11 tel.06-6361-3903)
http://iori-unshudo.com/unshudo/
【出演】
■スーパーゼリー【vo.クミ/gt.日置ナオヤ/cajon.岡部わたる】
■MUD RECORDS
OPEN 18:00/START 19:30 入場無料(投げ銭制)
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よろしくおねがいしまっす。(ウィンク)
Posted by pinkumix at 2007年06月14日 21:18