2・1/2（雪山でのレコーディング2日間でわたしたちがうんだものといえば、70年代テイスト満載の楽曲とキュートでお花畑なポップスと巨大雪だるまザザエさんだったわけなのだけれど）

アルバムレコーディング大阪チーム、雪景色＠滋賀でレコーディング。
エンジニア工藤さんのスタジオで録音作業スタート。

朝10時にスタジオ集合。
積もる雪効果でうっかりメーター振り切る6人（大人）だったわけなのだけれど。

そんななか
今回録音のトラックのアレンジャー島田君によるダンディな譜面とうっとりたわむれていると
トランペットの瀬戸くんがキッチンに立ってキュートな「しりとり小唄」を歌いだしたので
いけないわ、うつらないようにしなくちゃ。とおもいながら窓の外をふと見ると
庭には『ドラえもんに憧れたサザエさん』的な巨大雪だるまがそびえ立っていて
そのヨコでは制作者であるサックス武井クンが早くもそいつをブッ壊す方法を
ヒゲを撫でながらそれはもうワルなかんじで企画していたので
いけないわ、野蛮だわ、見ないふりしなくちゃ。とおもいながらまたスタジオに戻ると
今回ドラムそしてギターとフル稼働の岡部さんがコーラス録りをしているというので
カッチェスブラックカラントの袋をもって見にいってみると
マイクの前に立つ岡部さんが、
ゲレンデでコーグルを外すギャルレヴェルでキラキラしていたので
「今日からコーラス王子って呼んでもいいですか。」とおもいきって告げてみると
「絶対やめて。」と静かなトーンで返されたので、
しょんぼリズムなココロを両手で温めながら
ベースの福井さんにカメラをむけると、極上のスマイルで目線をくれたので
いいねーいいねーいいよーいいよーと舐めるように、
アラーキーテイスト満載で激写とかしていると
いつのまにか雪もやみ、絶対溶けないザザエさんに犬のアッシュが気づいたあたりで、
オケ録り完了。

じゃあ歌入れじゃん。
最初はゴキゲンの濡れ濡れで歌っていたのですが
長時間スタジオにこもって作業していると、
だんだんちいさなことが気になってきはじめて、歌入れながら監督の島田君に、
「いまの音、1ミリハズれちゃった！」といっても、
「ハズれてないよ。（にっこり）」といわれ
「わー！今のフレーズ、暗くなっちゃったね！」といっても、
「気にならないよ。（ウィンク）」といわれ
それがそのうち、「うっわ！今のちゃんと『あ』って発音してただろうか？」とかになって
そしたらもう、針に糸、超高速レヴェルで通せるかんじになっちゃって、
そっからはもうあれだ、
地下鉄の電車はどうやって地下にはいったのかがどうしても今知りたくなって
世界中の人に聞いてまわりたくなってきたあたりで、歌入れ終了。

スタジオの工藤さんと、えっちゃんにはとてもありがとうな気持ちで
レコーディングとかになると必ずもつれるわたしの神経が
一度ももつれなかった理由のひとつに
スタジオの居心地のよさと、えっちゃんの温かい手料理があります。

わたしがうまれてはじめて出演した大阪のライブハウスの当時のブッキングマネージャーが
えっちゃんで
その店でライブ中に暴れて肩を脱臼したときいっしょに救急車に乗ってくれたのも
えっちゃんで
それから20年たったこの冬においしいスープをつくってくれるのも
えっちゃんなのでした。
ほんとうありがとう。

プロデュースの島田あっちゃんおつかれさまです。
参加ミュージシャンのみなさんおつかれさまでした。
よいアルバムになるよう、このあともがんばってみます。

ライブはこんなかんじ。

2/14（木）スーパーゼリー（vo.クミ　gt.日置ナオヤ　cajon.岡部わたる）＠北浜/雲州堂
■出番は20時すぎの予定です。charge free（投げ銭制）です。

2/28（木）スーパーゼリー（vo.クミ　gt.日置ナオヤ　cajon.岡部わたる）＠谷九/OneDrop

3/9（日）vo.クミ　gt.清野拓巳　sax.武井努　ds.光田臣＠神戸/BIG APPLE

4/10（木）vo.クミ　pf.吉田幸生　tp.瀬戸一成＠大阪中崎町/Common Cafe

死ぬまで離さないと嘘をつけ。

Posted by pinkumix at 2008年02月04日 00:03