3・17(大地震の夜のライブ@神戸ビッグアップル、弦が1ぽん切れてもあと5ほん、坂をくだってビレヴァンを横目にしてもはなれない映像で)

被災地の映像を見ています。

阪神大震災のとき、あたしは
ひとってどんな状況に陥ったとしても
そのなかに必ずよろこびのようなものを見つけられるとおもった。

毎晩、家族がひと部屋に集まることとか
水を一緒に運んでくれた知らないひととか
歯を磨くことを何日目かに思いだしたときに
日常が一瞬戻ってきそうな感覚とかそんなこと。

被災地のひとが海なんてもういらないと言っていました。
その思いは想像することしかできず、共有することができない。
いのちがあれば、また生きることは絶対できると信じます。


地震が起こった日は神戸でライブでした。
清野クンと。
ビッグアップルに着いてからは
店の近藤さんと清野クンとずっと震災の映像をみていた。

こういうときに音楽をライブを、
やるべきかと一瞬は必ずおもってしまう。
このときも地震から3時間、わからないことがたくさんで
被害のほとんどない関西ででもライブをやるにあたっていろんなことを考えた。


自分が今までずっとやってきたことは簡単には止められないし
すごく大袈裟にいうと
あたしもこれで生きてるんだし(お金になってもなってなくても)
という気持ちだった。


リハで、清野クンはアコギ(っつーの、フォークギター的な)で
試したりしてたんだけど、けっこうそれが予想以上にウィンク+親指だったので
本番もそんなで。



3/11(金)@神戸BIG APPLE

ナガオクミ(vo)×清野拓巳(gt)DUO

1st
1.曖昧
2.チョコレイト
3.恋を見てる
4.花びらは予想を大幅に裏切られそれでも右手を離すことなく
5.プレゼント
6.のみほせない珈琲

2nd
1.tweet
2.青空とピストル
3.花
4.紫陽花
5.すきかきらい
6.ナチュラルウーマン

en
1.のみほせない珈琲(ノン・チューニングver)


2部最後のほうでギターの弦ブチ切れちゃって
他のギターに持ち替えかかった清野クンなわけなのだけれど
「1ぽん切れても5ほんあるじゃん。」的空気を撒き散らしたら
「ですよね。」的にまたアコギ持ちなおしたとおもったらば
次の瞬間、演奏中にチューニングをめちゃくちゃに狂わせ始めるという不良っぷりを発揮、
それはまるであれだ、横山ホットブラザーズにおまえはあほかあほなんだろ?
と言われてるんじゃないのかくらいの
カッコ良さと面白さでもうびしょ濡れでした。

清野拓巳プロデュースで
アルバム『ハナピラ・ヴ』にも収録している「青空とピストル」は
この日もノー決めごとだったのだけれど
一瞬も逃さないよう針に糸を通す感覚で
凄く面白かったです。
ときどき絡まる瞬間がどんどん絵になってゆくかんじ。

来てくださったみなさん、そして
デンワで問い合わせてくれたかた、
どうもありがとうございました!
特別にうれしかったです。

来週も来月もスーパーゼリーでライブやります。
どうぞよろしくおねがいします。

□2011/03/26(土)大阪/十三 クラブウォーター

□2011/03/27(日)大阪/西成 カフェ&ベーカリーbien

□2011/04/08(金)大阪/心斎橋 Pangea

Posted by pinkumix at 2011年03月17日 22:21
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